ジャズヴォーカリストniko

ジャズヴォーカリストnikoのブログです。My Favorite Thingsであるスタンダード・ジャズのことを主に綴ります。ライブ案内もこちらで!

2024年のライブご案内

nikoです。

2024年のライブスケジュールをお知らせします。
毎月第1金曜日のラスイート神戸のレギュラー出演に加えて
心斎橋のRastro845でも出演させていただくことになりました。

♪3月1日金曜日 
ラ・スイート神戸
押領司由紀(pf)
niko (vo)

https://www.l-s.jp/restaurants/grandbleu/


♪3月23日土曜日 

心斎橋Rastro845
ヨーロピアンジャズ研究会Vol.1
宮下博行(pf)
niko (vo)

https://jazz845.jp/bar/rastro/

 

♪4月29日月曜日 
ラ・スイート神戸
宮下博行(pf)
niko (vo)

www.l-s.jp

 

♪5月3日金曜日 
ラ・スイート神戸
押領司由紀(pf)
niko (vo)

www.l-s.jp




♪5月25日土曜日 

心斎橋Rastro845
木下孝朗(pf)
niko (vo)

 

jazz845.jp

♪6月7日金曜日 
ラ・スイート神戸
押領司由紀(pf)
niko (vo)


♪6月23日日曜日 

心斎橋Rastro845
ヨーロピアンジャズ研究会Vol.2

 


宮下博行(pf)
niko (vo)

♪7月5日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

♪7月27日土曜日 

心斎橋Rastro845
シティポップ×ジャズ
押領司由紀(pf)
niko (vo)

 

 

 

♪7月29日月曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

♪8月2日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

 

 

♪9月6日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

 

♪9月30日月曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

 

♪10月4日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

 

♪11月1日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

 

♪12月6日金曜日 
ラ・スイート神戸
未定 (pf)
niko (vo)

 

♪12月21日土曜日 

心斎橋Rastro845
昨年好評だったクリスマス企画が再び!
押領司由紀(pf)
niko (vo)

レコード体験ができるカフェ『Feel Records 京都はなれ店』訪問

nikoです。
昨日は所用で京都へ。
京都駅周辺はほんとに久々でした。
晴れ渡る空に京都タワー

f:id:nikojazz:20240411135931j:image


用事が終わり、ふと気づきました。
あ、ここから『Feel Records 京都はなれ店』近くじゃない?
『Feel Records 京都はなれ店』さんとは、
レコードの針を製造しているJICO(日本精機宝石工業)さんが
最近出した京都のお店。
気軽に「音体験」「レコード体験」ができるカフェです。
ということで、早速テクテク歩いて伺うことに。

feelrecords.jp




最寄り駅はJR梅小路京都西駅
7分程度だそうです。
交通博物館もすぐ近くで心惹かれましたが、今日は時間切れ。

わたしはJR京都駅の近くにいたので、そこから歩きました。
15分弱かかりましたが、
歩くのは好きだし、平坦な道なので苦にならず・・・。

お店にのれんがかかっていました。
(写真はHPからお借りしました)



写真のとおり、古い町家を改装されています。
オサレなDJっぽいお兄さまと
優しそうな物腰のお姉さまが迎えてくださいました。

入るとすぐにターンテーブルやスピーカー、
そしてレコード販売コーナーやちょっとしたグッズもあります。
もちろんレコード針も売ってます。

木と柔らかい照明がほっと心やすまります。
(写真はカフェスペース。HPからお借りしました。
画面左端の茶色い引き戸をあけると2階へ上がる階段が出てきました。)
町家の伝統美が息づく安らぎのカフェ


コーヒーや軽食がありましたよ。
出し巻バーガーも
オリジナルブレンドのコーヒーも
美味しそうだったのですが、
季節のジュースをお願いしました。

 

この日はイチゴのソーダ
美味しいイチゴなんですよ、とのことだったので。
イチゴの果肉も入っていて
ほんとに美味しかったです。
一気に飲み干してしまった・・・。

店内の写真は許可をいただいて撮っています。

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お店の中、見せてもらってもいいですか?
とお尋ねしたら「どうぞどうぞ!案内します!」と快諾くださいました。
お兄様の案内で2階に上がると、
和室を改装したミニギャラリー。
この日はグラフィックアートの展示。
今後も様々なアートの展示を楽しめるようです。

そして、続く和室が「音の間」と言う名前のリスニングルーム。
能舞台をイメージされているそうです。
スウェーデン製のスピーカーが配置され、
壁は防音を施した上に吉野杉が貼られています。
レコードの針がいくつか用意されていて、聞き比べができます。
かわいい座椅子があって、そちらに座って音を楽しみます。

通常は有料で
おひとり様 ¥1,500(税込)/1時間。
レコードの持ち込みも可能だそうです。


この日は、少しだけ試聴させていただきました。
オープン間もないということで特典かしら。
ありがとうございます!
40万するというレコード針に替えてくださったときは
「音圧」がグッと上がって、brightな音ってこういうこと?
って思いました。

ちょっと自信がなかったので、
「音圧上がりました?」とだけお尋ねしました。(;^_^A
即答で「はい」と。
「それからボーカルの音がくっきりしたでしょう。」と。
うんうん。
なかなかレコードの針を色々試せることってないと思います。
これは貴重な体験。
聞きなれている自分のレコード持ち込むと
より違いがわかるでしょうね。

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そんなJICOさんのレコード針はこちらでも購入可能です。

jico.online


Feel Records京都はなれさんでは
色々イベントも開催されるみたいなので、今後も要チェックです。

ただ、カフェスペースは人数限定なので
大勢で尋ねる際には確認してから行かれることをお勧めします。

帰りにいただいたオープン記念グッズ。
携帯や眼鏡をふきふきさせていただきます♪

 

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以上、『Feel Records 京都はなれ』さん訪問記でした!
今度はオーナーさんがいらっしゃる時に伺ってみようかな。

「ピアノマン」沢辺雪祈の胸の内―BLUE GIANT

BLUE GIANTのスピンオフ小説「ピアノマン」、
読み終えました。
冒頭で涙、終盤で号泣。
乗り物の中で読んではいけない本です。笑

 

ピアニスト沢辺雪祈の物語です。
結末は知ってるんだけど、
そこに至るまでの彼の胸の内や奏でる音を
こんなに丁寧に描けるなんて。
しかも文字だけで。
多くの音楽家が同じようなことで悩んだり
迷ったりしていると思います。
めちゃくちゃ共感する場面がいっぱいありました。

 

わたしは多分、
BLUE GIANTの主人公宮本大より、
次々と現れる癖のある周りの人物が好きです。
といっても全員主人公が見つけてくるんだけど。

これまでBLUE GIANT
日本編、ヨーロッパ編、アメリカ編
と読みましたが、
アメリカ編の最後で出てくるベーシストが
めちゃくちゃ好きです。
ほぼアル中なのに、演奏はすごい。


そのベーシスト、ジョーの言葉。

「一分一秒を惜しんで
金のために働くのが『正気』なら、
俺は正気をなくしたい。
そのために酒を飲んで、
ジャズをやって
正気をなくすのさ。

客もジャズに酔いに来てるんだぜ。」


くー、痺れる。

BLUE GIANTまだ読んでないのはモメンタム編。
一気にアメリカ編とスピンアウト読んじゃったからな。
もう少し後にしようと思います。
それよりもっとスピンオフ企画でてこないかな。



そうそう、アメリカ編は最後に雪祈がでてきます。
これがまた泣けるんですよ。 
BLUE GIANTってジャズをモチーフにしてるだけで
実は汗と涙の青春物語よねって思ったりする。(笑)
特にこの「ピアノマン」は淡い恋のお話もでてきたりして。
もちろん好きです。


#ジャズ
#ブルージャイアン

 

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芸能の神様へのご挨拶

ここ最近で一番おいしかったあんこは、
京都上賀茂神社の敷地内のカフェで食べたお餅。
行ったのは昨年、2023年の3月です。

朝早く行ったらすいていて、
とっても神聖な雰囲気でした。
すいていたのがよかったのだと思います。

ちょっと歩き疲れてひとやすみしたいなと思ったら、
このカフェがあって。
外のベンチで春のはじめのひんやりした空気を頬に感じながら
いただいた珈琲とお餅のあんこがベストマッチでした。

珈琲は神社内の神山湧水という湧き水でいれているそうです。
神社の周辺は湧き水が豊富らしく、
小さな川がいたるところにありました。
珈琲はその湧き水にあわせてブレンドされていると説明されていました。
味の素が運営しているみたいですが、
「煎」なんて珈琲豆、ここでしか見たことありません。
あっさりすっきりした味だと思いました。

そして、この焼きもち!!
珈琲にぴったりなのです。
味もちょっと小さ目なサイズもほどよいのです。
普通の焼きもちと草餅のセットもいい感じです。
もう一度行って食べたいなあ。


上賀茂神社は摂社に大田神社というのがあって、
そちらが芸能の神様をお祀りしているんです。
天の岩戸の神話に出てくる「あめのうずめのみこと」です。
京都で芸能の神様というと車折神社が有名です。
以前そちらにもお参りしたことがあるのですが、
なんとなくわたしにはあめのうずめのみことさんが合っている気がします。(笑)
勝手に相性判断するな、と叱られそうですが。

とにかく昨年行って、神社全体がとっても好きになったので
毎年行こうと決めたのですが・・・。
秋まつりがあるようなので、
そのころに行こうかな。


なんとなく、このお餅のあんこと珈琲は
ちょっとひんやりした空気の中で味わうのがいいように思います。
やっぱり、次に行くのは秋か冬の初めかな。


写真左上 上賀茂神社の楼門 色鮮やか。
写真左中 敷地内の玉橋
写真左下 神馬
写真右上 立砂 お清めの砂らしい。
写真右中 カフェの珈琲とお餅
写真右下 芸能の神様がいらっしゃる大田神社

写真の説明はありません。

 

 

これがわたしの練習方法♪ジャズヴォーカル編

今週のお題「練習していること」

歌の練習をしています!
ジャンルはジャズ。
先週末のライブや
音源作成があって、
今月はたくさん歌の練習をしています。
インプットすることが多すぎて
どれだけ練習の成果がでているかは謎ですが。(´;ω;`)


ジャズヴォーカリストは練習の前に
準備することがたくさんあります。

ただわたしは「おたく」「マニア」です。(笑)
なので、ジャズヴォーカリストが全員
わたしのような練習をしているとは限りません。

でも、全員に共通しているのは楽譜の準備から始まること。
歌いたい曲が決まったら、譜面を用意するんです。
市販されている楽譜はほとんどが「男性」キーなので、
自分のキーを設定して
そのキーで楽譜をつくります。
ここが苦手な人はお金を出して
書ける人にお願いしていたりします。

わたしはこだわりがあって、自分で書きます。
一昔前は手書きで移調しながら書いていましたが、
今は楽譜作成ソフトがあるので、ほんとに便利になりました。
ちなみに私はprint musicという
フィナーレグループのソフトを使っています。
一度このソフトに譜面を入力したら、
後はキーを自在に変更できるのです。
購入した当初は
マニュアルが不十分で大変でした。(;^_^A
慣れた今では結構ささっと書けます。


多くのスタンダードジャズは
作曲されてから年数が経ってるので、
わたしはその歌の背景を調べることもよくあります。
これも楽しい♪
ほんとに楽しい♪
映画やミュージカルのために作曲されたものだと
関連するDVDを買うことよくあります。
そうか、そうか、それでこの言葉なのか、
などと1人で納得しています。


そして、ジャズは英語の歌詞が基本なので、
発音や意味がわからないところは調べます。

ここからようやく歌の練習!
ジャズのメロディって
ジャズらしくなればなるほど難しいものが多い気がしますが、
そこが魅力。(笑)
そこに惹かれているから、
難しくてもワクワクしたり
必死で練習しています。
難しければ難しいほど燃える。(笑)
なんとかあっちに行きたい。
あっちというのは、理想の表現の世界。
悪魔に魅入られてしまった気がします。
魅入られたのだから仕方ないです。
ある友達はわたしのことを
「だから、あなたは結婚できない」と言いました。(:_;)
そうかも。(笑)


練習でもデジタルツールが大活躍。
スマートフォンの中には
代表的なジャズの曲が収められたツール
ireal proというのがあって、
簡単なカラオケとして使えます。
キーやテンポ、リズムを自由に設定できるのです。
発売された時はもう大喜びでした。


何度も練習してストレートに歌えるようになったら、
どんな風に歌うかを考えます。
これがまた楽しいんです。
マニアなので、

練習用フォーマットをつくりました。(笑)
どんな練習をしたか、
練習してどうだったかを

そのフォーマットに書き込んでいます。


そうそう、数年前に自宅に簡易防音室を買いました。
電話ボックスくらいのサイズで
防音パネルを自分で組み立てるタイプのもの。
ヤフオクで落としたのですが、
この防音室のおかげで
マンション暮らしでも夜に声を出せるようになりました。

練習を重ねて・・・。
ライブで歌うこともありますし、
人前で披露することなく
あくまでも練習のための曲もあったり。
時々録音して、自分で歌声をチェックして。
楽しくていくら時間があっても足りません。
練習していると没入してしまい、
あっという間に時間が経ってしまいます。
下手すると様々なお約束が守れなくなってしまうので、
タイマーをかけておかないと
大変なことになってしまいます・・・・。

ちなみに次回ライブは

4月29日月曜 神戸ラ・スイート
5月3日金曜   神戸ラ・スイート
5月25日土曜 大阪心斎橋Rastro845

練習の成果、聞きに来てくださいね♪

nikojazz.hatenablog.com




じゃ、今日もこれから練習します(^^♪

 

ヨーロピアンジャズ研究会Vol.1

3/23は心斎橋Rastro845でのライブでした。
今回は「ヨーロピアンジャズ研究会」とタイトルをつけました。
Vol.1なので、しばらく続けます。

アメリカのジャズも好きですが、
時々気がつけばヨーロッパのジャズシンガーを追いかけていることがあります。

何か惹かれるんですよね。
それから以前、台湾で開催されたコーラスグループの世界大会を見た時、
ヨーロッパのグループの桁違いの上手さに圧倒されたことも
興味を持つようになった理由です。

その大会の審査委員を務めていたMichele Weir氏にそのことを伝えてみました。
すると、東・北ヨーロッパには独特の民族音楽や教会の音楽があって
非常に複雑な歌が伝承されている。
幼少期にその歌を地元で練習している人達は
比較的歌がうまい人が多い、とのことでした。
ほーう、なるほど。
そういえば、一時ブルガリアンヴォイスにハマっていました。
不思議な幻想的なハーモニーなんです。
それから、北方民族のサーミにはヨイクという民謡があります。
これが即興的で独特の発声で、
言葉はわからないんだけど、なぜかひきこまれるのです。
これは面白いなあと思い、
しばらくヨーロピアンジャズを追いかけてみることにしました。
ただし、私が取り組むので「歌」「ヴォーカリスト」視点です。
その点はご了承くださいね。

ということで『ヨーロピアンジャズ研究会Vol.1』のセットリストを解説つきであげてみます。
この日は1部がヨーロピアンジャズ、

2部はスタンダードという構成。

1部ではスウェーデンのシンガー、

モニカ・ゼタールンドを取り上げました。
母国語ではセッテルンドという感じで発音するみたいです。
スウェーデン、漢字表記は「瑞典」。
考えたら、アバもカーディガンズスウェーデン出身ですね。


彼女はいくつか録音を残していますが、
ビル・エヴァンスと録音したアルバム

「ワルツ・フォー・デビィ」
代表作なのでその中から選曲しました。

 


『ワルツ・フォー・デビィ』

1964年8月29日
ストックホルムで録音

モニカ・ゼタールンド(vo)
ビル・エヴァンス(pf)
チャック・イスラエル(b)
ラリー・バンカー(ds)

フィリップス・レコード
(オランダの電気メーカー「フィリップス」が創設したレコード・レーベル)

選曲したり、彼女のことを調べたり、
練習しているプロセスで気づいたことや発見がたくさんありました。

それもあわせて書いておきます。

 

それではセットリストです。

1stセット
☆ピアノソロ(4月にリリースされる宮下さんの新アルバムの中から)

1.    I Can’t Give You Anything But Love 
エヴァンスとのアルバムには入っていないのですが、
彼女は以前から歌っていたようです。 

2.   Come Rain or Come Shine

この曲はエヴァンスの美しい演奏が残っています。
おそらくその世界観に沿うような歌唱をモニカはしたんだと思うのですが、
今回は少しビート感を出してミディアム・スイングで演奏しました。
あえてキーも1度下げました。
キーを変えた理由は後で書きます。
ただ、エンディングだけはこの録音と同じにしました。
ご一緒いただいた宮下さんは本当にたくさん音楽を聴いていらして、
楽譜を見ただけで理解してくださるのでありがたいです。
最後に短いブレイクをつくっているのですが、
そこへの持って行き方が絶妙で、胸がきゅんとします。(笑) 

ええ、わたしはマニアですから。

3.    Waltz For Debby
曲順は変えていますが、
モニカの録音イメージに近い感じで演奏すると
ライブでは少し平板になるかなと思い、ところどころ変えています。
この曲は出だしをルバートにしました。
本当にかわいらしく素敵な曲です。

モニカは英語の歌をスウェーデン語で歌ったことで
自分の歌の世界を切り拓きました。
どうもアメリカ進出時に
「黒くない(スイングしないとかジャズっぽくないという意味)」
などと酷評されたそうです。
特にあこがれていたエラ・フィッツジェラルド
「心がこもっていない(英語の意味わかってんのか)」
と言われたのはかなりこたえたようです。
そらそうやろな、それにしてもエラも厳しいな。
と同情するわたし・・・。
アメリカから帰国後半ばキレ気味に
「英語の気持ちなんかわかるか、
わたしはスウェーデン人なんだから母国語で歌うわ」
と言い出してスウェーデン語で歌いだしたという経緯があるようです。
たまたま素晴らしい詩人(ベッペ・ウォルゲス)と
知り合ったことも後押ししたようです。

Take5をスウェーデン語で歌っている録音があるのですが、
かなり衝撃的でした。
個人的にはスウェーデン語とこの曲は合わん・・・と思いましたが。(笑)

Waltz For Debbyは
土岐麻子さんがかわいらしい日本語の歌詞をつけているので
次回はそちらで歌ってみるのもいいかなと考えています。

  
4.    Once Upon A Summertime  ~ Some Other Time 
宮下さんの提案でOnce Upon A Summertime を短いピアノソロで
ヴァースのように弾いていただき、
そこから自然に美しい流れでSome Other Time に入りました。
Once Upon A Summertimeはミシェル・ルグラン(フランス)の作品。
哀愁漂うパリの街角が浮かんできます。
きっと天気は曇りなんだ。
霧雨が降ってるかも。
などと思いつつ、Some Other Timeへ。
いくつかつくっていただいたブレイクに
またも胸きゅんを覚えつつ・・・。
マニアですから。(笑)


5.   Lucky To Be Me
ひきつづきバーンスタインの作品。
モニカはしっとり歌っていますが、
もう少しアップテンポにしました。
それにしても、バーンスタインの曲・・・。
旋律も難しいし、コードも難しいです。
オーケストラならともかく
ピアノと歌というシンプルな構成で
楽譜どおりに弾くとさっぱりしすぎで
何の奥行きもない。
かといって、よくわからないままテンションをつけると
旋律とぶつかって邪魔をする。
ここは宮下さん頼み。(笑)
陰影のあるコードをつけて演奏してくださいました。
これぞヨーロピアン研究会です。
ピアニスト頼みなところが申し訳ないですが・・・。

7.    It Could Happen To You 
これがですね、もう🩷

宮下さんはエヴァンスがこのアルバムの中で弾いているイントロをつけてくださったのです!
とってもキュートなんですよ。

もうあげあげ⤴️⤴️⤴️です。

この曲のスキャットすることもあるのですが、今回は封印。

以上が1stセットの内容でした。
なかなか難曲揃いでした・・・。

それから、モニカはほとんどの曲をBbで歌っていました。
もしかすると音域が狭いのかしら、
それとも何か意図するものがあってのことなのか・・・。
ライブで同じキーが続くと単調になるので、
一部キーを変えて歌いました。

 

2ndは曲のセットと一部のみ説明をあげておきます。

1. Looking For The Sky 星を探して

宮下さんのオリジナル曲です。
ヨーロピアンな空気漂っているので、これは入れなくては。
しかし、これが#6つ、転調につぐ転調・・・。
気を抜くと持って行かれる・・・。
緊張感あふれる美の世界。(笑)
でも、初演の時よりは表現できるようになっている気がします。
 
2.    The Girl From Ipanema    
3. In A Mellowtone
4.  Body And Soul
5.    One Note Samba
6.    My Favorite Things 
7.    LOVE

アンコール     Smile  

 

ヨーロピアンジャズ研究会、次回Vol.2は6月23日日曜日。
もちろん次回も宮下博行さんにご一緒いただきます。

Rastro845での決定している日程をご案内しておきます。
音環境もよくて、皆さんに好評です。

5月25日土曜日
木下孝朗(pf)
niko(vo)

6月23日日曜日
ヨーロピアンジャズ研究会Vol.2
宮下博行(Pf)
niko(vo)

7月27日土曜日
シティポップ×ジャズ
押領司由紀(pf)
niko(vo)

 

大阪市中央区西心斎橋1丁目5-13
大塩アメリカ村ビル4F

jazz845.jp

 

Rastro845でした。

昨夜、心斎橋Rastro845においでくださった皆様、
宮下さん、福原店長、ありがとうございました!
アメリカ、ウィスコンシン州からの観光客の方もいらして
本当にうれしかったです。
日本が好きでもう2度目の来日だとか。
更にもうお1人の方は一旦帰国して
今度は日本語を学びにまた来る予定なんだそう。
Swayさん、またお会いできる日を楽しみにしています!

さて、昨日はほんとにいろんな方にお世話になった1日でした。
ライブ前にSさんの私設スタジオにお邪魔して、
ある音源のミックスダウンをお願いしました。
もうご厚意に甘えまくり(;^_^A

恐縮しつつ、また行きたいと思っています。
飼われているにゃんこに歓迎してもらったし。

写真は私設スタジオでびっくりしたもの。
マイクスタンドを壁に打ち付けています(@_@)

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そして、この日のRastro845。
いつものように青いドアが迎えてくれました。
鈍い私は、最近ようやくなぜ青なのかがわかりました。
遅い・・・。

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本日の演奏をお知らせするサインボードです。

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店内に入るとレイアウトが変わっていました。
長いカウンターをカットして、
このかわいい椅子が置けるスペースが増えていました。
この椅子が、なかなか座り心地がよいのです。

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昔OLをしていた頃の上司と大先輩が

来てくださいました。
元上司の方は最近よく足を運んでくださって、
もうありがたい限りです。
社会に出て右も左もわからないわたしをおおらかに
色々教えてくれたなあと今になって改めて思います。
最初に会ったのがこの方でよかった。

終演後お二方と近況や昔のお話ができて

とてもうれしい時間でした。

世の中のカテゴリーなんかに

縛られずにお元気でいてほしい。

帰ろうとされてるところを

珍しく引き止めてしまいました💦


福原店長にもお気遣いいただきました。

ありがとうございました。

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それからふらりと寄ったセッションで知り合った方も来てくださって、
どこでもお話ってしてみるもんだなあと思いました。
ありがたやありがたや♡

この日のセットリストをあげようと思ったのですが、
なんだかここはこの日お世話になった人への想いだけに
しておきたくなったので、別記事であげようと思います。

次回心斎橋Rastro845は5月25日土曜日。
ピアノ王子と異名をとる木下孝朗さんにご一緒いただき
「美しい」をキーワードにお届けする予定です。
Don't Miss It!



 

 

 

 

【関西】ジャズライブが聴けるお店案内 その2 Rastro845

ジャズヴォーカリストのnikoです。

初めてジャズライブに来てくださる方のために

ジャズライブが聴けるお店について

わたしなりに案内してみようと思います。

わたしが出演しているお店メインになることご容赦くださいね。

前回は神戸ハーバーランドのラ・スイートをご紹介しました。

nikojazz.hatenablog.com


今回は昨年夏にオープンした心斎橋のRastro845さんです。
もうまさに大人の隠れ家っぽいんです。

jazz845.jp



まずは道案内。

地下鉄心斎橋駅からほんとにすぐ近くです。
アップルストアを目印に来てくださいね。
アップルストアのある通りに入ると
アメリカ村のシンボル、黒田征太郎さんの壁画が見えます。
この壁画(ピース・オン・アースというらしい)を左に見ながら進んでくださいね。

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マクドナルドを通り過ぎて、
御堂筋から最初の角(お洋服屋さんがあります)を右に曲がります。
曲がったらすぐにRastro845が入っているビルです。
大塩アメリカ村ビルの4階です。
ビル全体の入り口が8時で閉まってしまいます。
8時以降にお見えになる際は1階のガラスドアの横のインターフォンを押してください。
これがまた隠れ家っぽい・・・。♡
写真撮った時間が早かったので、
まだ外に看板が出ていません。

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この日は私が出演していたので、私のフライヤーを貼ってくださっています。

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エレベーターで4階へ。
4階には845だけが入っています。
写真は1階のエレベーターホールです。

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4階に着くと、ドーンと845のブルーのドアが迎えてくれます。
難波店のドアもこのデザインです。
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ドアの前にはライブの案内が出ていますね。
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お店に入るとグランドピアノがどうだー!って感じでいらっしゃいます。
YAMAHAのCXシリーズです。
ぎゅっと引き締まった感じのりりしい音だとわたしは思うのですが、
みなさまはどう感じるでしょうか。

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ステージから見た客席はこんな感じです。
カウンターとビンテージっぽい椅子が数客あります。
壁にはCDがずらり。
まるで誰かのお部屋に遊びに来たような・・・。
いや、こんな部屋があったらおしゃれすぎます。

このビンテージっぽい椅子が
なかなか座り心地がいいのです♡


カウンター。
こちらは以前のもので、
現在(2024年3月)は、少し長さが短くなっています。
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おつまみと簡単な軽食、とドリンクがあります。
軽食はローストビーフサンド、キーマカレーなど。
珈琲はとってもよい香りで美味しそうでした。(飲んでない(;^_^A)
先日から「オレンジワイン」にすごく力を入れていらっしゃるそうです。
ものは試し・・・といただいたら
これ、本当に美味しかったです。
ジョージア(昔のグルジア)のワインだそうですよ。


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グラスに注ぐとこんな色でした。

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気になるお値段ですが、
ライブチャージ+2ドリンクです。
ライブチャージは出演者によって異なるので、
スケジュールを見てご確認くださいね。

ドリンクはアルコール・ノンアル、もちろんどちらもあります。
ソフトドリンクは500円から800円、
クラフトコーラやクラフトジンジャーエールがあります!

アルコールは800円~という価格帯です。

今のところライブは「ほぼ」毎日行われています。
毎日ではないので、スケジュールはご確認の上おでかけくださいね。

夜は基本的に19:30-22:00。
昼ライブもあったりしますので、
お確かめの上おでかけください。
早めに終わるので、なんとなくいつも
アフタートークに花が咲きがちです・・・。

客席との距離が近い、
まさにジャズバー、
心斎橋大人の隠れ家という雰囲気のRastro845をご紹介しました。

jazz845.jp




私の出演は3月23日土曜日です。

nikojazz.hatenablog.com


よろしければ、お運びくださいね。

niko

R.I.P.

スーパーサックスプレーヤーの古谷光広さんが

お亡くなりになりました。

 

もうずいぶん前になりますが

ロイ・キャンベルさんと共演させてもらった時に立ち寄ってくださり、
飛び入りでたくさん演奏してくださいました。


音だけでなく

お人柄も熱くて、ストレートで。

お父様が亡くなってあまり時間が経ってないと思います。

これからお父様の分もますますご活躍されると
誰もが思っていた方でした。
関西の、日本のジャズ界に必要な方でした。
それなのに。

あまりに早すぎます。

 

 

訃報を聞いた時は信じられず、

SNSで流れてくるコメントをひたすら追っていました。
時間が経つにつれて
お亡くなりになった際の詳細がわかってきて
ああ、ほんとうなんだと
受け止めざるをえません。

親しいおつきあいがあったわけではないのですが、
一緒に演奏させていただいたこと、
演奏後にご飯をご一緒させてもらったこと、
とてもよく覚えています。
いつか循環呼吸、教えてもらいたいな、などとぼんやり思っていました。
なにより唯一無二の存在の方だったので
喪失感が大きいです。
あちらの世界で
お父様に「まだ早い!」と叱られて
戻ってきたらいいのに、と本気で思います。
残念過ぎる。

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ヨーロピアンジャズ研究会?

nikoです。

早いものでもう2月も後半です。

なんとなくですが、 

2024年のペースができつつあります。

 

さて3月のライブをお知らせします。

3月1日金曜日はいつもの神戸ラ・スイートで。

押領司由紀さんにご一緒いただきます。

↓こんな2人がお待ちしてます。

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そして、新しい取り組みを始めます。

私はアメリカやカナダのシンガーに加えて

ヨーロッパのジャズにも興味がありまして。。。

ヨーロピアンジャズなんて呼ばれてたりしますが、

何に魅力を感じているのか掘り下げてみようと思います。

 

名付けて「ヨーロピアンジャズ研究会」。

初回は3月23日土曜日。

モニカ・ゼタールンドを取り上げます。

✨キラキラ✨ピアノサウンドの宮下博行さんの 

強力なサポートをいただき、
心斎橋の845でスタートいたします。

是非是非見届けてやってくださいませ‼️

 

■2024.03.23土曜日 
START 19:30~/20:30~

■チャージ ¥3,000+2DRINK

■出演 宮下博行(pf) niko(vo)

■心斎橋 Rastro845

〒542-0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目5−13
大塩アメリカ村ビル 4F

https://jazz845.jp/bar/rastro/

 

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