ジャズヴォーカリストniko

ジャズヴォーカリストnikoのブログです。My Favorite Thingsであるスタンダード・ジャズのことを主に綴ります。ライブ案内もこちらで!

Blame It On My Youth

nikoです。

ふと昔のことをふりかえり、なんであの時あんなことしてしまったんだろう。
わかってるつもりで何もわかっていなかった。
これを「若かった」というんだろうか。
・・・などと後悔することってありませんか。
わたしは「しない後悔」より「やってしまった後悔(反省というべきか?)」を選ぶ傾向にあるんですが、過去の行いが今につながっていることを実感し、若さのせいにしてしまいたい時がたまにありまして(;'∀')
そんな気分ひきずっている時にこの曲聞いてしまうと、もう情けないやらなんやら。
この曲みたいなロマンチックな思い出ではないのが、ちょっと悔しい感じです。(笑)
楽曲そのものは美しいので、せめてその雰囲気をじっくり味わいたいと思います。

久々に意訳してみます。

Blame It On My Youth

はじめてキスを交わした時、わたしが愛を期待してしまっていたとしても、
それは若かったせい。
あなたのために自分自身が存在していると思ってしまったとしても、
それも若かったせい。
まるで3歳の子供のようにすべてを信じていた。
あなたは特別な存在で、
わたしにとって世界のすべてだったの。

昼も夜もあなたがわたしの心にいたとしても、
それも若さのせい。
食べることも眠ることもお祈りすることも忘れてあなたのことを考えていたとしても、
それも若さのせい。
真実を知って、少しだけ涙ぐんだとしても・・・。
それはわたしの心のせいじゃない。
全て若さのせいなのよ。

作詞はEdward Heyman、作曲はOscar Levant。
悲しいけど、少しやさしい歌詞ですね。
逃げ場があって、ちょっとホッとします。


Jane Monheitが歌うと、「あれは夢だったんじゃないかしら」という感じです。


Nancy Wilsonになると、もうお酒のグラス片手に溜息ついてる気配・・・。


ここから先は、アルコール度数がぐっと上がる感じです。
時間帯は深夜ですね。
・・・とこんなシチュエーション想像してしまいます。
あくまでもわたしの場合ですが、ポップスやロック、日本語の曲では情景が浮かんでこないんです。ジャズ聞いた時限定です。


Jaimie Cullumはもう何歌ってもカッコいいですね。
時々声がちょっとかすれるというか、ざらっとするところが個人的にはたまりません。


同じ曲でも、歌い手によって少しずつ表情が変わる。
これがスタンダードジャズの魅力だと思います。
先日、上方落語(古典)を聞きに行って、同じこと感じて帰ってきました。
落語とジャズはちょっと似てると思います。
また、落語のことも書きます☆